日々、高血圧診療に携わる医師が、高血圧とのかしこい付き合い方を解説します。知識があれば、自分の血圧は自分で管理できます。

①塩分過剰 《高血圧の予防・改善に重要な5項目》

「血圧が高い人は塩分に注意しなくてはいけない」という話は、ほとんどの人が知っている事だと思います。しかし、きちんと実行できている人はあまり多くないようです。その理由は、私たち日本人の身の回りには高塩分の食料品が氾濫しているためです。

子供の頃から塩分の多い食事をしてきた私たちは、塩分が少ないと「美味しくない」と感じてしまいがちです。実は塩気の多い食品には中毒性があるのです。ポテトチップスなどのスナック菓子、ファーストフードのフライドポテト、お店で食べるラーメンの汁、いずれもショッパイ方が美味しく感じられるので、大量の塩分が投入されています。菓子メーカーや飲食店にとっては「売れる」事が第一で、客の健康は二の次なのです。家庭での食事も塩分過多の傾向はあります。高塩分の食事に慣れてきた人が調理するのだから、そうなるのは仕方がないのでしょう。

実は、通常の人間の体は1日3グラムも塩分があれば十分のようです。つまり、それ以上の塩分は単なる嗜好品ということです(たくさん汗をかいたときは例外です)。世界にはそういう生活をしている人たちも実際にいて、その人たちには高血圧がほとんどないそうです。

1日の食塩3グラムというと、塩気はほとんどない食事になります。そこまでするのは大変なので、血圧が高い人には1日の食塩6グラム以下が推奨されています。しかし、これでもなかなか大変で、かなり気を付ける必要があります。普通の日本人食生活では、1日の塩分量は10グラムをゆうに超えています。つまり、塩分を今までのおよそ半分にまで減らさなくてはならいということです。子供の時から慣れてしまった高塩分の食生活を変えるのは楽ではないでしょう。まずは、「外食やスナック菓子を控える」「料理の塩分を少なめにする」「味噌汁は1日1杯までとするか、飲まない」といった事から始めてみるのが良いでしょう。
 ⇒塩分と血圧の関係については、詳しい内容を後日アップする予定です。

 この話題のまとめ

  • 日本人は塩分の多い食事に慣れてしまっている。そのため、塩分の少ない食事に満足できない。
  • 本来、人間の必要な食塩は1日3グラム程度であるが、まずは6グラムを目標に減塩をしよう。
  • まずは外食やスナック菓子を控える。味噌汁も減らすこと。

 

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