日々、高血圧診療に携わる医師が、高血圧とのかしこい付き合い方を解説します。知識があれば、自分の血圧は自分で管理できます。

④酒とタバコ 《高血圧の予防・改善に重要な5項目》

慢性的に過度の飲酒を続けると血圧は高くなってしまいます。
1日に何度も喫煙するヘビースモーカーは血圧上昇が続く可能性があります。

アルコールを摂取すると血管が拡張するので、一時的に顔が赤くなります。細動脈という血管が広がって、皮膚の血流が増えるためです。その状態で血圧を測ると、普段よりも低くなる傾向があります。
「つまり、酒は血圧を下げるのでどんどん飲んだ方が良いのだ!」などど早合点してはいけません。慢性的に過度の飲酒を続けると血圧は高くなってしまいます。アルコール量の目安としては、男性で日本酒1合・ビール中ビン1本・焼酎半合弱・ワイン2杯弱です。女性ならその7割程度と考えてください。すでに高血圧の人でも、飲酒量を減らすことで血圧が改善する可能性があります。上記を参考に、飲みすぎているようなら減らすようにしましょう。

タバコを吸うと血管が収縮する効果があり、血圧は一時的に上昇します。血圧上昇は、吸い終わってからも15分以上続くとされ、連続して吸うと持続時間が延びます。なので、1日に何度も喫煙するヘビースモーカーは血圧上昇が続く可能性があります。
喫煙は直接的に血圧を上げるだけでなく、高血圧と相乗効果で血管にダメージを与えます。高血圧のある人がタバコを吸うと、ない人が吸うよりも動脈硬化がずっと進みやすいのです。タバコを吸っても体にはロクなことがありませんが、高血圧の方は特に注意しましょう。

この話題のまとめ

  • アルコールは一時的に血圧を下げるが、過度の飲酒を続けると血圧は上昇する。
  • 喫煙すると一時的に血圧が上がる。繰り返し喫煙することで血圧の上昇が続くようになる。
  • 高血圧のある人が喫煙すると動脈硬化の進行が加速する。
  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
  • LINE
PAGETOP
Copyright © 高血圧DIYガイド All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.